口腔育成


口腔育成について
「口腔育成」とは、お口が果たすべき機能である、食べる、話す、呼吸するなどの動作を、支障なくできる状態に導くことです。上記の基本的機能は「本能として誰でもできて当然のこと」と思われがちですが、決してそうではありません。人間は本能として食べたり呼吸をしたりしようとするでしょうが、それを上手にできるようになるには、周囲からの刺激が必要です。口腔育成はそのような考え方に基づいて、お子様にとって必要な機能を十分に発達させることに役立ちます。
お子様にこんなクセはありませんか?
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タオルを噛む
上顎前突(出っ歯)になるリスクや噛み合わせが悪くなる可能性があります。
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爪を噛む
クセになると歯や歯ぐきに負荷がかかり続けるので、好ましくありません。
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唇を噛む
下唇を噛むと上顎前突(出っ歯)、上唇なら下顎前突(受け口)の傾向が増します。
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指しゃぶり
指しゃぶりは前歯を押し出すので、上顎前突(出っ歯)のリスクを上げます。
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ほおづえ
通常はかからない力が顎に加えられるので、クせになると歯並びに悪影響が出ます。
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舌のクセ
舌で歯の裏側を押すと、次第に歯が前に出るのでクセにならないよう注意しましょう。
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口呼吸
口呼吸をしていると唾液の殺菌作用が薄れます。また歯並びも悪くなりがちです。
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丸呑み
しっかり噛まないクセがつくと、噛む筋肉や顎の発達が十分に成長できません。
お子様の正しい歯並びとあごの成長のために

小児矯正に取り組むと、顎の成長を利用して永久歯がきれいに整列できる顎の幅を、効率よく獲得できます。小児期ならまだ骨が柔らかいので、望む方向に歯を移動させやすく、成人してからの矯正よりも上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)を矯正しやすいことも早く矯正を始める大きな利点です。そのため、お子様の歯並びが気になったタイミングで、お気軽にご相談ください。
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Step023才から6才ごろ
この時期から、お口の筋機能が正しく発達するようなサポートをします。特に食事や発話に大切な舌の筋肉を鍛えて、キレイな歯並びの準備をします。
プレオルソを使用
小児の不正な噛み合わせや歯並びを、マウスピースを使用して口や舌の筋肉を訓練することで健康的な形に導きます。永久歯が生える前から使用するのが効果的です。
- 治療回数
- 1カ月に1回のご来院
- 治療期間
- 3歳以上で10歳位までの間
Meritメリット
- 痛みが少ない治療方法です
- 治療費が比較的安価です
- 通院回数が少ない治療方法です
Demeritデメリット
- 保険適用外の治療方法です
- 症例によっては適応できません
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Step037才から8才ごろ
プレオルソの治療後、お口の筋肉が思うように発達しなかったお子様もご安心ください。当院ではさらに拡大床と呼ばれる装置を用いてあごの成長を利用した矯正を提供しています。
拡大床を使用
ヨーロッパで主流の可撤式床矯正を用いた矯正歯科法に加えて、小児の理想的な発育成長を目指して食育、機能訓練を行うことで成人矯正歯科が必要ないこどもたちを育てることを目的とします。
当院の院長は、一般社団法人日本床矯正研究会に所属しています。- 治療回数
- 1カ月に1回のご来院
- 治療期間
- 6歳~14歳位までの間
Meritメリット
- 抜歯のリスク少ない治療方法です
- 取り外しができる装置です
Demeritデメリット
- 保険適用外の治療方法です
- 対象は混合歯列期の6歳〜11歳ほどのお子様です
- 十分な効果を得るためには継続した装着と機能訓練が必要です
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Step04永久歯が生えそろった中高生・大人の方の矯正
永久歯が生えそろったお子様は、大人と同じ矯正方法を用います。当院では、歯並びをキレイにそろえる矯正については、信頼できる矯正の専門医の先生をご紹介しております。 矯正中の予防は当院でしっかり行わせていただきますので、お気軽にご相談ください。
矯正歯科治療の料金
初診
検査・診断料 | ¥33,000 |
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床装置SET
ネジあり(拡大床)1個 | ¥55,000 |
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ネジあり(拡大床)2個目以降 | ¥44,000 |
ネジなし(閉鎖型)1個 | ¥38,500 |
ネジなし(閉鎖型)2個目以降 | ¥22,000 |
再診料 ※矯正チェック時、装置SET時、修理時に必要
再診料A(歯科衛生士) | ¥2,200 |
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再診料B(歯科衛生士) | ¥500(月2回目以降) |
再診料S(歯科医師) | ¥3,300(Dr希望の場合) |
再診料ブラケット | ¥5,500 |
修理
ワイヤー(根本及び唇側線) | ¥3,300 |
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ワイヤー(咬合面) | ¥0 |
現在の装置をリサイクル利用 | ¥16,500 |
ネジ | ¥5,500 |
床(プラスチック) | ¥3,300 |
ボタン付け | ¥1,650 |
※別途型取り | ¥3,300 |
ケースにもよりますが、一般的には犬歯が生える前の9~10歳までに治療を終えられると、4個程度の装置で治療が可能です。10歳を超えると、4~6個の装置と固定式の装置が必要になることが多くなります。できるだけ早い時期に治療を終了できるよう、少ない数の装置で簡単に治るようにして欲しいと考えています。そのためにはお子さんの悪い癖の改善、「食べる」ということを含めた生活習慣の見直しが大切です。「装置を入れているだけでは治らない」ということを忘れないでください。