エイジングケア

エイジングケアについて

口もとから若々しい見た目へ

エイジングケアとは、日本語で「抗加齢」を指します。
歯科で行うエイジングケアでは、歯の黄ばみや、歯のかみ合わせを改善することによって口元から老化を防止致します。
エイジングケアは、30代、40代と若いうちから始めるのも効果的です。

こんなお悩みありませんか?

  • 食べ物が口に残るようになった
  • 口の中が乾くようになった
  • 固い物が食べにくくなった
  • 食べこぼしをするようになった
  • 食事の時間が長くなった
  • 滑舌が悪くなった
  • 食事の時にむせるようになった
  • 口の中が汚れている
  • 薬を飲み込みにくくなった

口腔機能低下症

年齢が上がることや疾患などの影響で、噛む、飲み込む、発音するといった機能が低下することがあります。また、唾液の分泌量が減ったり、感覚が低下したりもします。このような状態を「口腔機能低下症」と呼びます。放置すると飲食やコミュニケーション能力が低下しますし、身体機能の低下にもつながるので早めにご相談ください。

まずは口腔機能検査でお口をチェック

  • 口腔不潔
  • 口腔乾燥
  • 咬合力
  • 舌口唇運動機能
  • 舌圧
  • 咀嚼機能
  • 嚥下機能

口腔筋機能訓練(MFT)

口腔機能訓練は、食べる、飲み込む、発音する、唾液が適切に分泌される、表情をコントロールする、といった機能を維持するために行うトレーニングです。加齢に伴って口腔機能が衰えると、身体や脳の機能低下にもつながりますから、楽しく、長く、健康に生きるために役立ちます。

あいうべ体操

「あいうべ体操」とは、口呼吸を鼻呼吸へと改善させるためのトレーニング方法です。お口周りの筋肉の訓練になる為、アンチエイジング効果が期待できます。また大人だけではなく、こどもの頃から「あいうべ体操」を行う事で、鼻呼吸を習得することが出来、歯並びも良くなります。
また口呼吸の改善は、むし歯や歯周病だけでなく、あらゆる病気の原因治療につながります。そのため、「あいうべ体操」をしっかり継続している人は、自然に鼻で呼吸ができるようになり、症状も改善していきます。
当院では、「あいうべ体操」以外にも患者様の症状に合わせた適切な口腔筋機能訓練を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

  1. Step01

    「あ~」と口を大きく開く

    口が楕円形に開くようにイメージし、のどの奥が見えるまで大きく開けましょう。

  2. Step02

    「い~」と口を大きく横に開く

    前歯が見えて頬の筋肉が両耳のわきに寄るくらい、横にグッと開きます。きちんと開くと、首に筋肉のすじが浮き出るはずです。

  3. Step03

    「う~」と口を強く前に突き出す

    口をしっかり閉じるための体操です。唇をとがらかせて前方に突き出すことで、くちの周りの筋肉が収縮し、より広範囲の筋肉を鍛えることができます。

  4. Step04

    「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす

    舌を思い切り出すと、舌根(舌の付け根)が少し痛むかもしれません。しかし、少し刺激を感じるところまでやった方が効果的です。

あいうべ体操の効果

  • 口角があがる
  • ほうれい線が消える
  • 唾液腺の働きが良くなる
  • 歯並びの改善
  • アトピー性皮膚炎に効果
  • 睡眠時無呼吸症候群やいびき、ドライマウスの解消

その他の疾患にも効果が多数見られます。
手足の運動は盛んにいわれますが、口の周りの筋肉の運動も同じように大切です。顔のストレッチとあわせて舌のストレッチも行う感覚で継続しましょう。

専門のインストラクターが行う姿勢矯正

春休み、夏休み、冬休みの年3回、お子様向けにバランスボール専門のインストラクターがワークショップを行います。バランスボールで体感を鍛えることで、姿勢の改善や身体の軸を整えてお口の機能の改善を目的としています。

姿勢と歯並びの関係

「猫背」は好ましくない姿勢の代表的なものです。ごくまれに猫背になる程度なら、特に健康上の問題はありません。しかし猫背が常態化してしまうと、肺が広がりにくいことで呼吸の効率が低下します。すると、身体に酸素が不足するので、より多くの酸素を取り入れるために、自然と口呼吸をしてしまうことがわかっています。口呼吸を続けていると舌の位置が下がりやすく、唇が前歯を抑える効果も減るので、歯並びが乱れるリスクが上がります。また、舌を動かすための筋肉も適切に発達しません。この状態では、仰向けに寝るときに気道が閉塞しやすいので、睡眠時無呼吸症候群のリスクも上昇します。

健康を保つための食事指導

当院では、お口の機能が衰えたり、歯を失ってしまって食事に困っている方の食事相談を行っています。食べにくい食べ物がないかを伺わせていただいたり、お口や歯に負担の少ない食べ物のご提案などをさせていただきます。
秋には、年に一度ご高齢者の方に向けて管理栄養士さんによるセミナーも開催していますのでお気軽にご相談ください。

適切な栄養摂取で予防・改善できること

  • むし歯

    「歯に良い栄養素」と言うとカルシウムを想像しがちですが、カルシウムのコントロールにはマグネシウムが欠かせません。マグネシウムが不足すると歯質が低下しますし、骨粗鬆症のリスクも上がります。また唾液の状態を適正化するために亜鉛を接種することも重要です。

  • 歯周病

    歯周病を予防するには、鉄分、タンパク質、ビタミンCの接種が欠かせません。歯周病は歯ぐきなどの歯周組織を破壊する疾患です。歯周組織はコラーゲンからできており、コラーゲンを生成するためには、鉄分、タンパク質、ビタミンCが必要なのです。

  • ドライマウス

    ドライマウスの予防には、マグネシウム、亜鉛、コエンザイムQ10が必要です。これらの成分は唾液の性状改善に役立つからです。ドライマウスになると唾液の殺菌作用が利用できなくなるので、お口の中に細菌が増えてむし歯や歯周病、口臭のリスクが上がります。